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鏡 [育児]

パンナに自閉の傾向があると診断されてからいろいろな事を調べ始めたときにネットで見つけたのが「お父さんの[そらまめ式]自閉症療育」。自閉症の娘さんを持つお父さんによる子育て日記です。そらパパさんは学生時代に心理学を専攻されていたということもあり、冷静に娘さんの行動を分析され、それにあった療育方法は無いか、いろいろ工夫されています。その中で紹介されていたのが鏡による療育です。

そこでは鏡が「自他区別」の認知を高めるのに良いということで紹介されていました。当時、パンナが自己と他者についての認識を持っていたかというと微妙ですが、いろいろ面白い使い方ができそうなので試しに一つ買ってみることにしました。物を投げたり、ぶつかったりする恐れがあるので、そらパパのページでも薦めているアクリル製の鏡を購入しました。注文したのは鏡だけなので枠は自家製です。近所のホームセンターに行って枠になりそうな板を買って、角をヤスリなどで削って、そこにミラーを貼り付けました。

自分が体を動かしている姿を見れるというのは興味をそそられるみたいです。このアクリルミラーを部屋の壁に立てかけたのですが、部屋を走ってぐるぐる回っているときも一瞬立ち止まってポーズのようなものを取ったりしました。

大きな進歩は、体に触られるときの拒絶が軽減したことです。例えば、髪の毛をゴムで結んだりするのが平気になりました。これまではパンナは髪を触られたり、帽子を被らされたりというのがとても苦手でした。確かに、髪を結ばれれば引っ張られたりするので多少は痛いだろうし、帽子も被って気持ち良いものではないかもしれません。しかし、通常の子供であれば、多少不快であっても親に体をゆだねるのだと思います。パンナはとても警戒心の強い子です。鏡で何をされているかを見てようやくゆだねる気になったのでしょう。今ではお出かけのときは大抵ママに髪をかわいく結んでもらっています。

これに気をよくして我が家ではもう一つアクリル製の鏡を購入しました。90cmX90cmのBIGサイズです。このサイズでは、当然持ち運ぶことはできません。子供部屋の壁に両面テープで貼り付けることにしました。うちは賃貸なので躊躇しましたが、どうせ出て行くときに壁紙は張り替えなきゃいけないしと割り切っています。
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