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コミュニケーション [育児]

自閉症をはじめ、広汎性発達障害の人たちには多かれ少なかれコミュニケーションに障害を抱えています。子供の言葉が遅れているのを気にする親御さんがいますが、話すか話さないかは実は大きな問題では無いと思います。伝えようとする気があるかが、或いは相手の様子を伺おうとするかが重要なポイントではないでしょうか。

指を指して伝えようとしたり、目を見てにっこりと笑ったり。これらは人間が基本的に備えているコミュニケーション能力で、多分世界共通なのではないでしょうか。パンナも1歳過ぎまでは普通にやっていました。

ある時に観た海外のニュース番組でやっていたのですが、人間は自分が得にならないことに対しても行動を起こすことを本能的に備えている生き物だそうです。例えば、1歳くらいの赤ちゃんの目の前に棒が落ちていて、それを取ろうと大人が手を伸ばしているのですがなかなか取れないフリをします。すると、多くの赤ちゃんは大人の気持ちを察して棒を取って大人に渡してくれるそうです。そのニュースでやっていた実験では確かに多くの赤ちゃんが手伝っていました。それを取ったところでその赤ちゃんには何の得にもならないのですが、多くは手助けをするという行動に出るのです。これがコミュニケーションだと思いました。

パンナは多分こういうことはできません。今は多少言葉が通じるようになったので、「取って」と伝えれば、気分が向けば取ってくれると思いますが自発的には動かないでしょう。

コミュニケーションができるようになるまで何年かかるか分かりませんが、辛抱強く続けていきたいと思います。

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